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団扇・飾り団扇『凍る向日葵』

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「彼の地で夏の日に咲く氷の向日葵。」

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【用途】
飾り(縁起物)・使い両用

【種類】
生地京団扇(裏は白和紙無地)

【サイズ】
大型団扇(42センチ×28センチ)

【持ち手素材】
栂(ツガ)
団扇の中でも最高級の素材です。(竹→杉→栂の順となります。)

【染め方】

向日葵の柄は本場の伊勢型紙(型紙と言えばここです。)を用いて、糊染料にて手染めしました。
色の出具合は、糊の置き具合を場所によって変えて、蒸し加減によって一色の色を染め分けて、ゴールドとシルバーにしました。全く同じものは作れませんので、一点物となります。


【お使いになられる場合】
お着物に合わされる場合は男性にお勧めですが、紬や粋好きの方ならば女性にも合います。(水濡れによる色移りにご注意ください。浴衣などで腰に差される場合は、白和紙の方を身体の方にして、汗が付かないようにすると安心ですし、そもそも柄が見えるので着姿が引き立ちます。)

【飾られる場合】
団扇は良き風を起こす縁起物となります。
オプションで房を用意しております。壁に掛ける場合は良いかと思います。
また、団扇の飾り方は様々ですので、扇子立てもご利用の方はメッセージ下されば色々ご提案いたします。

【ご返品】
お色目が思ったものと違った場合、3日以内未使用に限り、ご返品をお受付いたします。

専用の紙箱付きでお納めいたします。
良い夏の風が弾きますことを、お祈り申し上げます。

✨京うちわとは✨

京うちわは「都(みやこ)うちわ」とも呼ばれ、京都の歴史に育まれながら、京都の伝統工芸品として、繊細優美を極め、高度の技術の伝承によって今日の姿をとどめています。

○受け継がれてきた
悠久の歴史。
中国から朝鮮を経て伝わり、奈良時代に貴族の間で用いられたのが始まりです。
団扇は涼をとるばかりでなく、高松塚古墳の壁画にみられるように、風や光、塵を防いだり、顔を隠したり装飾品としてもよく利用されていました。
戦国時代には武将の軍配としても用いられました。



○京うちわの特徴
「差し柄(さしえ)」の構造
団扇面と把手が別に作られ、細い骨を一本づつ放射状にならべて、あとから柄をつけた構造。

✨良質な国産の素材を使用✨


○京うちわができるまで

4~5年物の真竹を原料に、丸い竹を節を避けて輪切りにし、縦に短冊状に切り分けます。
弧になった部分の皮と身を四角く取り切り揃えます。
端に切れ込みを入れ、手で揉んでうちわ骨を細く割きます。
厚さを揃えて骨の完成です。
出来上がった骨は一辺に糊を付け、一本ちぎっては紙の上に放射状に並べていきます。

張り工程

上絵
うちわの上絵は越前・越中や美濃、土佐の和紙を使い、
日本画の上絵を載せたり、木版や印刷、染めなどで色を載せたり、あるいは友禅の型紙や伊勢型紙の技法で透かしで草花や風景を表現します。

仕立
うちわの骨の部分に糊を付け上絵を載せていきます(合わせ)
骨と和紙をしっかりとつけ、出来上がったうちわがしなり良くなるよう竹のへらで骨を際立たせます(念付け)
柄の刺さる部分に蒲鉾型の布や紙を張り(元板付け)
うちわの形に抜いてから、周囲に薄くて細い紙を貼ってゆきます(ヘリ取り)

最後に木や竹の柄を挿して完成です。

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