「良い風が吹きますように」と思いを込めます。
風彩染の品物は、「風」をテーマに染められています。1200年の歴史を持つ「ぼかし染め」の中でも、「白」を染めたぼかし染めは存在しませんでした。そして、自然そのものを考えた時に、「風」という概念にたどり着き「風彩染」は考案されました。技法を示し、商標登録された、独自の染めとなります。
全てが一点ものとなります。
風彩染は全て、「生地を濡らしながら刷毛で染めます。」日によって、湿度によって、時間ごとに条件は変わります。その全ての条件に、感覚で対応していきます。
一枚の着物に、一年かけて染めることもあります。

『美・日本』三代作
かつて、「極み」という別名を頂いて全国を巡り発表された、染めの極致。
風彩染は、濡らしながら染めるため、キリの良いところまで手を止めることは出来ません。どんなに疲れても、手を離せず、同じペースで、感覚を総動員して染めていきます。その時間は、1日当たり14時間。それを何日も続けます。
染めながら、肝臓を壊し、階段を這って仕事場に向かい完成させた、三代の傑作です。
心を込めることでしか、染められないものが確かにあります。

『海と空の出逢う場所』四代目作。
こちらは貸衣装用に染めた花嫁衣装。
風彩染の得意とする流水模様を、弥生時代から江戸時代までのモチーフを使いながら、完全なるオリジナリティ溢れる色打掛に仕上げました。風彩染の部分の、1日あたりの染め時間は13時間、連続5日。染め中は会話すら出来ない魂の一品。染め上げて、倒れて1年半ほど後遺症が出ました。心を込めることでしか出来ないものがある、分かりやすい作品です。
風を染める、ということを大切にしているだけではなく、技術を確立させております。商標登録を取得しております。日本に唯一の「風を染める工房」と認められえております。
同じ場所で100年以上、「手工業」で作らなくては取得できない「伝産証紙」。すべての作品にこの証紙を付けられることは、着物業界としては稀なこととなります。
着物以外のアイテムは、そのアイテムの本質を表現したいと考えています。
「揺れる友禅もしくはレースカーテン」
小物類のお値段について
こちらでのお値段は、全て工房直売のお値段となります。扇子やストール等の小物類であれば、小売価格は1.4倍~3倍ほどとなります。店舗での販売時にはそのようなお値段になっているかと思いますので、こちらのシークレットサイトのお値段は、ここだけのものとご承知おきくださいませ。
お着物のお値段について
こちらのお値段は、お着物を製作するにあたって、一枚のお着物に十分な時間をかけ、一生ものの着物を創るのに必要な金額を付けさせて頂いております。呉服店に卸す価格は、総じて非常に廉価なのが着物の業界です。その結果、小売りが売れていても、メーカーが廃業する、職人が跡継ぎを作らない、道具や下処理の職人も廃業する、という事態が起こっていますが、大手チェーンの小売りの現場では、関心を持って取り組む人はほとんどいません。
問屋、呉服屋への卸値は、このサイトに載っているよりはるかに低く、その値段では、まさに薄利多売。また、呉服屋の営業力は高くはなく、一般のお客様に対してのコーディネート・営業力が無いと、良い商品を作っているメーカーでも廃業していきます。問屋の買取能力もないため、「薄利少売」という、悲しい現実があります。
皆様が100万円の着物を買ったとしても、複数の職人に入る総金額は、10万円程度ということも当たり前のようにあります。売れるために、安く作る、口先で売る、ということも増えていき、良い作品は減少の一途をたどっています。
一真工房は、技術とスピードで、その世界に着いて行っていましたが、手描きは最もそういった仕組みに向いていません。
全国から、新幹線代を支払ってもお得にお買い上げいただける価格で設定しております。
工房で、お待ちしております。
工房でのコーディネート

コーディネートは、四代目洋平がさせて頂きます。
ヒアリング重視ですが、作品を完成させるのは、着てくださる方である「華主」次第。一緒に最高の着姿を創らせて頂ければ幸いです。

妻の瞳も、コーディネート大好き!天然!お着物や帯をお買い上げ後は、お着付け個人レッスン特典が付きますので、是非ご一緒にお楽しみください。時にはうちの5歳3歳の姉妹たちがコーディネートしてくることも。。!!☆
